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通信制大学の記録と気になることを思いのままに

慶應通信での学び

こんにちは。

先日4月29日にオンライン入学式が行われましたね。

僕はこの春で通信生活3年目に突入したわけですが、このタイミングでこれまでの通信生活を振り返り、気付いた点をまとめてみようと思います。

※そのため、少々長くなりますが、ご容赦ください。

 

なお、この記事を読んでいただくにあたって注意して欲しい点は、僕は普通の20代サラリーマンであり、順調に単位を取得しているわけでもなく、決して成功している人の記録ではないということです。

 

 

 

 

通信生活の振り返り

入学の経緯

社会人3年目だった2018年度の年末から、通信制大学で法律を学ぶことを考え始めました。

その背景には以下のような理由がありました。

・担当業務で法律の知識が必要になっていたこと

・当時地方在住で全国転勤がある勤務先に勤めているので実際の通学が難しいこと

・高校生の頃に法学部への進学希望を持っていたこと

・自己学習よりも通信制大学の方が正しく理解できると考えたこと

 

2019年2月に横浜で開催された通信制大学の合同説明会に参加して3~4校ほどの説明を聞きました。

最終的には慶應か中央で迷ったのですが、中央が無試験だったのに対して、慶應は小論文があったので、慶應が不合格になったら中央に入ろうと思い、まずは慶應に願書を出すことにしました。

課題の書籍選定に時間を要してしまったり、出身大学から取り寄せた書類が誤っていたりと、すったもんだありましたが、なんとか合格し、無事に学士入学することができました。

 

 

1年目(2019年度)

入学式には仕事で参加できなかったので、その後に行われたオリエンテーションに参加しました。

 

学士入学者は外国語から取り組むべきとされていたので、その通りにテキスト学習を進めて、7月の科目試験で英語2科目を受験しました。

 

夏期スクーリングでは、僕の勤務先に一斉休暇のような制度がないので、第II期の日程で祝日+有休4日間を活用して2科目受講しました。

人それぞれだと思いますが、実際に大学に行って講義を受けることは刺激になりましたし、僕にとっては通信で学習を続けるモチベーションにもなりました。

 

業務の関係でスクーリングの単位取得が最大の懸念事項と思っていたので、土日に行われる週末スクーリングも受講しました。

土曜早朝の新幹線で移動し、土曜午後と日曜午前に講義を受け、日曜夜に家に帰るという生活を3週間続けることは体力的に大変でしたが、単位が取得できたのでよかったです。

 

2019年11月に必修科目の憲法で初めてレポートを提出し、2020年1月の試験で合格して単位を取得しました。

 

 

2年目(2020年度)

英語のテキスト単位を修得し終えたので、必修科目であるテキスト科目の学習を始めたものの、テキストの通読やレポートの構成に時間を要してしまい、なかなか思うように進みませんでした。

 

一方、懸念していたスクーリングはメディア、夏、秋の週末と受講することができ、順調に単位を取得しました。

 

秋ごろ、現状の学習方法では卒業できないのではないかと危機感を抱き、根本的に学習方法を見直しました(詳細は後述します)。

 

 

通信生活での気付き

テキストの通読

レポート作成にあたっては、まずテキストの内容を理解する必要があるという考えのもと、通読していましたが、その必要性はありませんでした。

効率的に学習を進めるためには、指定テキストだけではなく他の文献も含めてレポートに関連する部分を読みテキストは科目試験の前に通読することで足りると感じました。

 

他の学部は分かりませんが、法学部の指定テキストは初心者向けでないことが多く、そのまま読み進めても時間だけを浪費することになりかねません。

少しお金はかかりますが、まずは入門書を読みその後に指定テキストを読む方が理解も深まるように思いました。

※入門書は地域の図書館でも借りれると思うのでうまく活用すればそれほど追加のお金はかからないかもしれません。

 

 

レポートの作成

レポートはなるべく少ない回数(できれば一回)での合格を目指していたので、時間をかけて内容や構成を考えていましたが、これは時間の面でも内容理解の面でも非常に効率が悪いです。

科目試験の受験資格を得るうえでもまずは提出することが大事で、不合格であったとしても先生からのアドバイスを参考に修正した方が、自分自身で悩むよりもはるかに効率的です。

※何より提出しないと合否は分かりませんし、不合格でも修正すべき内容や参考文献を示してくださる先生もおられます。

 

僕自身、テキストを通読してレポートを作成していた時よりも、先生からの指摘をもとに修正していた時の方が理解が深まっているように感じました。

 

 

科目試験の受験

レポートの作成とも関連しますが、各科目の配本年度や科目群を確認したうえで、年度当初に科目試験の受験予定を立てておくことが重要かと思います。

年度末から年度明けに発刊されるニューズレータにはテキストの書換情報が掲載されていますが、2年目以降はテキストが書き換えられた科目を履修する場合に追加履修の手続きを行う必要があるので、要チェックです。

※僕は重要性を理解せず手続きを行っていなかったので、レポートが提出できず、科目試験の受験資格が得られませんでした。

 

 

慶友会の存在

慶友会で情報交換しようと考えていたものの、入学当初は人事異動で転居する可能性があり、転居先で入会できればと考えていました。結局、1年間異動がなく、慶友会にも入らない状態になりましたが、その間はTwitterで情報交換ができ、それほど困ったことがなかったので、現在も特に所属していません。

※講師派遣だけは唯一興味がありますが、、

Twitterなどでは順調に単位を取得されている方も多いので、自分の学習が思うように進まないと悩まれる方もいると思いますが、人それぞれ目的や事情が異なりますので、通信の学習を進めるうえでは、あまり周りと比較せずに自分のペースを守って進めることが重要かなと思います。